三千院
三千院は京都市の北、大原に位置する。最澄が比叡山に根本中堂を建立した際、東塔南谷の梨の大木の下に小さなお堂を建てたのが始まり。12世紀頃より法親王が代々住持するようになり、梶井宮または梨本門跡と呼ばれる門跡寺院となる。明治以降に現在の場所に移転し、以後、アジサイと紅葉の名所としても親しまれる。三千院には2つの庭園があり、杉木立や苔など、自然の要素と絶妙に調和しているのが特徴。「東洋の宝石箱」とも称された有清園は杉木立と紅葉を中心に苔の絨毯が広がる。紅葉の時期はひときわ美しい。一方、客殿前に広がる聚碧園は、地形に合わせた刈込と池の配置によって、奥行きと立体感をもつ。有清園にたたずむ往生極楽院には国宝の阿弥陀三尊坐像が安置されている。