高台寺
妻北政所ねねが豊臣秀吉の死を弔うため建設した「ねねの寺」とも呼ばれる高台寺。寺の随所には、二人の間に子どもがなかったが故の彼女の強い秀吉への愛が散りばめられている。庭園に植栽された木々は、春は枝垂桜、秋は紅葉を楽しませてくれ、また秋の夜間拝観では池に映り込んだ紅葉が作り出す、幻想的な風景を味わうことができる。書院と開山堂を結ぶ屋根付き廊下の途中にある観月台は重要文化財に指定されており、ねねはここから月を眺め、亡き秀吉を偲んだという。同じく重要文化財に認定されている霊屋(おたまや)には秀吉とねねの木造が安置されており、またねねは自身の像の2メートル下に葬られている。高台寺蒔絵と称される、桃山美術を代表する美しい蒔絵にも注目だ。(写真:(C) cma 秋の紅葉イメージ)